イノダコーヒ スタッフインタビュー

厨房はチームワーク

「厨房はチームワーク」と語る植谷よしみさん。今では本店の厨房の司令塔ともいえる業務をこなしつつ料理を切り盛りする彼女だが、入社時には戸惑いがあったとも。

イノダコーヒ入社から今に至る心境、これから働く人へのメッセージを語ってもらいました。

植谷よしみ
本店厨房 入社7年目

本店の厨房は「戦場」

  • 入社のきっかけ

新卒入社だったんです。もともと料理やお菓子を作るのが好きだったので飲食業界で探したときに、喫茶店で一番目に出てきて。お店の落ち着いている雰囲気がすごくいいなと思って決めました。実際に入ったら厨房は全然落ち着いた感じではないんですが(笑)。

  • 現在の仕事内容
入社以来、本店の厨房で働いています。仕込み全般と、サンドイッチ全般、それから最近はコンロを使ったパスタや揚げ物、それからモーニングの卵料理もやっています。 そのうえで真ん中で盛りをしながら、指示もしています。オーダーも聞きつつ、数を頭の中で覚えておいて、ほかの人に指示も出して、ということもしないといけないので大変です。本店はお客様の数も多く、お店も旧館、2階もあって広いので、ある意味戦場です(笑)。 今は入っている人に合わせて動けるようになってきました。この人は動きが速いからそれに合わせてお皿を事前に準備しておくとか。人の動きに合わせて自分の動きを変えるようにしています。だからチームワークがすごく大事です。

  •  イノダコーヒの魅力
メニューは派手だったり奇をてらったりはしていないんですが、実はすごく手が込んでるんです。見えないところに手間をかけているから美味しい。ドレッシングはすべて手作りです。そういうのはすごいと思いますね。 個人的にはハムトーストが好きです。シンプルな料理なんですが、ハムが普通では手に入らないハムで、おいしいんですよね。こういうのがイノダらしくていいなと思います。 


やって見せてくれて覚えられた

  • 苦労したこと
やめようと思ったこともありました。最初は全然できなくて頭がパニックになっちゃいました。できるようになったと思えたのは4年目くらいですかね。自分は調理学校を出ているわけではないので、切るのが速いわけでもないし、覚えることがたくさんあって大変でした。 また当時は男の人が多くて威圧感もあったんです。でもその時についてくれたライターさん※が女の人で親身に支えてくれたので、続けられました。今は厨房の女性社員は3人いて、だいぶ雰囲気が変わってきたと思います。

ライターさんと調理長さんにすごく丁寧に教えてもらいました。単純にやり方を教えてくれるだけじゃなくて、こうするともっと楽になるよ、早くできるよというのを見せてくれるんです。丁寧に教えてくれる人がいて、成長が実感できたので楽しくなって続けることができました。

  • 教えるときに気を付けていること
今は自分が教える側に回ることも多いのですが、そういう時はまずはゆっくりでいいから正確にできるようになることを目指してもらって、それから少しずつできることを増やしてもらうようにしています。

 

※ライター制度・・・イノダコーヒ独自の教育制度。1対1で新人に教育担当者がついて新人のペースに合わせて教育を行い、フィードバックをしながら悩みや不明点の相談にも乗る。

厨房をチームワークで楽しむ

  • 一番うれしいこと
今は忙しい時、オーダーに追われているときが楽しいですね。充実感があります。ゲームをやっている感覚に近いのかも。全部料理だしたらクリア、みたいな(笑)。それをチームワークで成し遂げるのが快感ですね。

  • 気を付けていること
イノダコーヒの厨房で働く上では、コミュニケーション能力が大事だと思います。厨房ってひとつのことに集中しがちですが、それだけだとまわりとの連携が取れなくなってしまう。いかに視野を広くもってコミュニケーションをとれるかが大事だなと感じます。 これからは今までよりもコミュニケーションをとって、迅速に切り盛りして、厨房全体を見渡せるようになりたいですね。

  • 一緒に働く人へのメッセージ
いわゆる喫茶店だからのんびりできるイメージで来ると、忙しさにびっくりしてしまうかもしれません。その時に慌てず落ち着いて、一つずつ自分ができることをやって、長い目で成長を目指してもらえると嬉しいなと思います。 初心者でも基礎から教えてもらえるし、ゆっくり無理なく教えてくれる職場だと思います。自分も最初はとまどったからこそ、絶対にできるようになるよ、あきらめないことが大事だよ、と言いたいですね。