先輩たちはすごいと今でも思います。オーダーがどれだけ来てもペースを崩さず、それでいて高い品質のものを順序よく作っていく。自分も頑張るんですが、どうやったらあの水準まで行けるのだろうといつも思いますね。しかもどんなに忙しくなっても雰囲気は穏やかなまま。見習いたいといつも思います。
自分が新人だったころ、最初に基礎をしっかり教えてもらえたから今があると思っています。自分も新人に教えるときは基礎をしっかり教えるように心がけています。いい加減にやってしまうと、後で困ってしまう。その人の将来のためにとにかく基礎を、と考えています。
もちろん最初は苦労しました。コーヒーがぬるいと怒られたり、オーダーを間違えたり、作るのが遅くてオーダーがたまってしまってパニックになったり。ホールの人やお客様に迷惑をかけてしまい申し訳なくてつらい時期がありました。 ライター制度※のおかげで、都度相談したりわからないことを聞いたりできたのが本当に救いになりました。しっかり聞いてくれて、こうしたらいいとか、そういう時期はあるよ、と言ってもらえたことが本当に助かりました。
特に最初のうちは慣れない仕事でメンタル面でつらいことが多いので、そういうときに悩みを言いやすい環境だったのは本当に助かりました。 自分もそうやって助けてきてもらったので、新しい人が来た時には、そんな風につらい気持ちに寄り添って、大丈夫だよ、と言いながらわからないことや困ったことを教えていけるように心がけています。8時間という勤務時間って、長いですよね。せっかくならその時間を楽しく働きたいし、みんなで楽しくしたいです。
※ライター制度・・・イノダコーヒ独自の教育制度。1対1で新人に教育担当者がついて新人のペースに合わせて教育を行い、フィードバックをしながら悩みや不明点の相談にも乗る。